こんにちは!
確定拠出年金(DC)事務員 兼 イラストレーターの米田麦です。
今回は2020年9月に合格したDCプランナー2級試験の実体験を記事にしました。

米田麦
普段から確定拠出年金(DC)業務をおこなっているので勉強しなくても受かるんじゃないかと思っていたのですが、いざ勉強してみるとテキストの1割くらいしか知りませんでした…。
これから受験しようか悩んでいる方、受験しないといけないけど
どんな勉強方法がいいのか等知りたい方のお役に立てると嬉しいです!
この記事を読むとわかること
- DCプランナーって難しそうな名前の資格だけど、どんな資格?
- 毎年の合格率はどれくらいなの?
- どの教材や電卓がおすすめ?
- 勉強に使える時間があまりないから、短い時間でも効率的に勉強できる方法はないの?
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div>上記のようなお悩みを解決していきます!
DCプランナー2級ってどんな資格
かなり大まかに分けると公的年金・確定拠出年金・投資・老後の生活4つの分野から成り立っています。
【試験内容について】
・回答方法:マークシート形式 四答択一式
・試験内容問題数:30問 事例5題
・制限時間:150分
・試験内容問題数:30問 事例5題
・制限時間:150分
100点満点中70点以上で合格です。
私の場合は6月末に申し込みをして、9/13(日)に試験を受けました。
受験される方はほとんどが金融関係の仕事をされているようです。
年金や投資、老後のことについて学べるので知っておいて損はないのかなと思います。
合格率はどれくらいなの
過去5年分の合格率をまとめてみました。
回数 | 申込者数 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
第26回 (2020年9月施行) | 2,410 | 2,028 | 1,069 | 52.7 |
第25回 (2019年9月施行) | 2,774 | 2,279 | 1,201 | 52.7 |
第24回 (2018年9月施行) | 2,922 | 2,438 | 1,007 | 41.3 |
第23回 (2017年9月施行) | 3,380 | 2,803 | 1,251 | 44.6 |
第22回 (2016年9月施行) | 3,001 | 2,499 | 961 | 38.5 |
1回~第26回全ての合格率の平均は42.2%です。
ここ最近は合格率が上がっているようです。
実際に使用した教材・電卓
こちらが、使用したテキスト・問題集・過去問集になります。

1つずつ解説していきます。
・テキスト

テキストはTACのものを使っていました。
DCプランナー実務研究会等のテキストもあり、どれがいいか迷っている方は
最新版のものであればどれを使用しても問題ないです。
ただしどうして最新版のものでないといけないかというと、毎年法改正があり制度の内容や
金額等が変更してしまうので間違えて覚えないように最新版のものを用意しましょう。
・問題集

こちらもTACのものを使用しました。
テキストの学習範囲ごとに問題も区切られているので、
学習した範囲だけすぐに問題を解くことができます。
例)テキストの A分野 公的年金制度/保険料の箇所を勉強後
→問題集の国民年金制度/保険料の箇所を解く
→問題集の国民年金制度/保険料の箇所を解く
・試験問題集(過去問題集)

こちらは一般社団法人金融財政事情研究会のものを使用しました。
5年分の過去問が載っていて、これが合格するのに特に一番役に立ちました。
リンク
というのも、この試験問題集の中から試験で3問ほど似たような問題が出たからです!
問題の出題傾向もわかるので、何度も解いたほうがいいです。
・ファイナルチェックテキスト

TACでこの問題が今年は出題されるんじゃないかと思われるものが、
実際の試験形式でまとめられています。
本番の試験を意識し制限時間を設けて、3回くらいは解きました。
・通信講座
画像はないですが、こちらもTACのものを受講しました。
結論から申し上げますと、わかりやすかったけど受講しなくても合格できるかなと思いました。
理由は試験問題集を何度も解いて間違えた問題は、テキストで振り返って確認を
継続すれば知識は身につくと思えたからです。
それからお値段が1万以上するので、(私は会社の経費になりましたが…)
自腹になる方は自己判断でお願いします。
ただ、気になる方もいらっしゃると思うので受講内容をまとめてみました。
講座は確か10点ありました。(1講座:2時間前後)
・A~D分野(各2講座の8点)
・ファイナルチェック解説(2点)
【A~D分野】
テキストの内容に沿って解説してくれる
電卓のメーカーごとに使用方法を教えてくれる
【ファイナルチェック解説】
ファイナルチェック 動画2本
今年はこの問題が出るのではと予想した問題集の解説をしてくれます。
・A~D分野(各2講座の8点)
・ファイナルチェック解説(2点)
【A~D分野】
テキストの内容に沿って解説してくれる
電卓のメーカーごとに使用方法を教えてくれる
【ファイナルチェック解説】
ファイナルチェック 動画2本
今年はこの問題が出るのではと予想した問題集の解説をしてくれます。
一応リンクも貼っておきます。
DCプランナー|資格の学校TAC[タック]
資格の学校TAC DCプランナー講座インデックス
・電卓
リンク
電卓は%や√(ルート)がついているものが必須です。
使用できる電卓は規定で決められているようで、
私はキャノンのLS-101T卓上電卓10桁を使用しました。
電卓の詳しい規定は下記サイトの「受験時に持参するもの」をご覧ください。
DCプランナー 2級 | 商工会議所の検定試験
「DCプランナー認定試験制度」は、2021年度からネット試験(CBT方式)で実施いたします(参考:「CBT方式、IBT方式について」)。それに伴い、試験範囲や受験申込方法、受験料支払い方法などを改…
・勉強した期間
まず勉強期間としては2か月ほど勉強しました。
私は、余裕をもって勉強したかったのでこれくらいでしたが、もっと短い人だと1か月~1か月半ほどで合格しているようです。
・1日の勉強時間
次に1日の勉強時間としては下記のように試験日が近くなるにつれて変化していきました。
試験までの残り期間 | 平日勉強時間 | 休日勉強時間 | 使用した教材 |
2ヶ月~1ヶ月前 | 30分~1時間 | 1時間 | テキスト・問題集・通信講座 |
1ヶ月~2週間前 | 1~1.5時間 | 2~3時間 | 問題集・試験問題集・(テキスト) |
2週間前~当日 | 2~3時間 | 3~4時間 | 問題集・試験問題集 ・ファイナルチェックテキスト |
できるだけ毎日勉強するように心がけてはいましたが、気分があまり乗らない日は30分と勉強時間を減らしたり、本当に勉強したくない日は全く勉強しない日もありました。
ただし、計算問題の公式を忘れてしまいやすいので、2日以上勉強しない日ができないようにして休憩することをおススメします。
・効率的なおすすめ勉強方法
勉強方法も試験日が近くなるにつれて下記のように変化しました。

ざっくりとした流れとしてはテキストを読んで勉強→問題集解く→間違ったところをテキストで確認理解する→問題集・過去問解くのを繰り返す。
王道の勉強方法だなと思いますが、やはりこれが一番知識が身につきやすいです。
後は、ひたすら問題を解いて間違えたところを復習することが大切です。
【少しの時間でも無駄にしたくない方にはこちらの方法もオススメです】
お風呂・ドライヤー・歯磨きしている時間に自分で問題をだして回答する。
例えばこんな感じですかね。
例)
・この単語の意味は→~の略。○○という意味。
・どういう制度や仕組みなのか→~という理由でこの制度が作られた。~という仕組み。
・このことをつまりなんという→○○(単語)

米田麦
ただし、これは息がつまるときもあるので余裕があればやってみてください!
・試験2か月前~1か月前
テキストの内容を1周する。
余力があればその日勉強した範囲だけ問題集で解いてみる。
必ず問題集1周は解く。
・試験1か月前~2週間前
問題集&過去問を解き間違えた問題は、間違える度に正の字になるよう赤ペンで目印をつけていく。
正の字が多い問題ほど、間違えやすいので重点的に勉強する。
間違えた場所は理解できていないときや誤って覚えていないか確認するためテキストに戻り再学習をする。
・試験2週間前~当日
問題集&過去問を解きまくる。
計算問題はどの公式を使うのか忘れないように毎日問題を解く。(全公式必ず1問以上ずつ解く)
休みの日は試験と同じ時間に去年出題された問題集を解く。
電車移動などのスキマ時間に一問一答形式の過去問を解く。
まとめ
●DCプランナー2級ってどんな資格
→公的年金制度・確定拠出年金・投資・老後の生活に関する知識が身につく資格。
●合格率はどれくらいなの
→1回~第26回全ての合格率の平均は42.2%
●私が実際に使用した教材・電卓
→TACのテキスト・問題種・ファイナルチェックテキスト・WEB通信講座
→きんざいの試験問題集(過去問集)
●勉強した期間・時間
→期間:約2ヶ月
→時間:平日1~2時間(平均
休日2~3時間(平均)

米田麦
ご覧いただきありがとうございます。
参考になれば幸いです。
ぜひ合格目指して頑張ってください!
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